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逆流性食道炎メタボリックシンドローム大腸ポリープ








大腸の粘膜にできるキノコ状やイボ状の突起のことです。
直腸とS状結腸に高い確率で発生し、大きさは数ミリから5センチ程度まであります。
40歳以降から増えはじめ、高齢になるにしたがって増加していきます。

大腸ポリープには、大きく分けて腫瘍性と非腫瘍性の2種類あり、特に腫瘍性は腺腫(せんしゅ)と呼ばれ、放っておくと
がん化 しやすいです。

非腫瘍性には、過誤腫性・炎症性・過形成性というのがあり、こちらはがん化することはほとんどありません。

ポリープが小さいうちはほとんど無症状ですが、大きくなるとポリープの表面が便などで擦れて出血し、
排泄した便に血が付着したり、腹痛、下痢、便秘 などの症状が出ることがあります。




大腸ポリープの発生原因には、生活習慣によるものと、遺伝的な要因があります。

生活習慣では特に食生活が重要であり、動物性たんぱく質や脂肪、糖分の摂りすぎ、食物繊維の摂取量の減少が便の排出を遅らせ、長時間便が腸内に滞在することにより、大腸に負担がかかってしまうことが原因と考えられています。

しかし、はっきりした原因はまだ解明されていないので、定期的に検査を受け、早期に発見することが大切です。





大腸ポリープの診断には、主に 大腸内視鏡(カメラ)を使用します。

○検査を行う前に、まず便潜血反応検査(検便)を行い、便に血液が混入しているかどうかを調べます。

○検査の前々日から当日にかけて下剤を服用していただき、腸内をきれいにしてから検査を行います。

○内視鏡を肛門から挿入し、腸内を観察。ポリープを発見した場合はその症状により、患部をスネアで焼き切り、除去いたします。


※大腸内視鏡検査は一度受けたからといって安心せず、定期的に受けることが大切です。

また、検査方法には大腸内視鏡検査の他にも、注腸造影検査(造影剤を利用してX線写真を撮影して診断します)もあります。




 今のところはっきりとした予防法はないのですが、普段からの食生活や生活習慣を見直し、規則正しく過ごすことで発生を遅らせるまたは予防することができるのではないかと考えられています。

例えば・・・

 ○動物性たんぱく質や脂肪の摂取をなるべく控え、食物繊維を豊富に含む、野菜、いも類、穀類、茸類、海草類などを積極的に摂るなど、規則正しい食生活をおくる。

 ○毎日規則的な排便習慣を身につけ、便秘を予防する。

 ○お酒やたばこの過剰摂取も原因となるので、お酒は適量に、たばこは本数を減らすか禁煙をする。

 ○生活リズムを整え、毎日適度な運動をする。

など。



大腸がん の早期発見・早期予防のためにも、当院で大腸内視鏡検査を受けてみませんか?


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